絵本ひろば 5000冊以上の絵本が読み放題!
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詳細
- 評価
- 4.0
- バージョン
- 2.0.31
- 開発者
- Alphapolis Co., Ltd.
子どもに絵本を読んであげたいと思っても、毎回本屋へ行ったり、同じ本を何冊も買い足したりするのは簡単ではありません。私が試して印象に残ったのは、スマートフォンで多くの作品に触れられる手軽さでした。絵本ひろば 5000冊以上の絵本が読み放題!は、教育カテゴリに属する無料のアプリで、日本最大級の絵本投稿サイト「絵本ひろば」を読むための公式Androidアプリです。
このアプリの中心的な魅力は、子ども向けの読み物を一冊ずつ購入するのではなく、気分や年齢に合わせて次の作品を探せることです。短い時間でも使いやすく、外出先や寝る前など、紙の本を何冊も持ち込めない場面で特に便利だと感じました。一方で、紙の絵本と同じ読み聞かせ体験を期待すると、画面サイズや端末の扱いやすさが気になる場面もあります。
作品をたくさん試せることが、このアプリの本当の価値
私が最も評価したのは、子どもがどんな絵本を好むのかを、費用や収納場所をあまり気にせず探れる点です。家庭で選びやすい定番作品だけでなく、普段なら手に取らないような雰囲気の作品にも出会えるため、「今日は何を読もうか」と選ぶ時間そのものが小さな発見になります。
絵本を読む習慣を作りたい家庭では、最初からお気に入りを一冊に決める必要がありません。動物の話を好む日もあれば、乗り物や不思議な話に興味を示す日もあります。たくさんの候補から反応を見ていけるので、子どもの関心がまだはっきりしない時期にも向いています。
投稿サイトを基盤にしたサービスらしく、一般的な電子書籍ストアで探す絵本とは違う出会い方ができるのも特徴です。完成された有名作品を中心に読むサービスと比べると、作品の雰囲気や表現には幅があります。その幅を個性として楽しめる人なら、単なる絵本置き場以上の面白さを感じられるはずです。
開発元はAlphapolis Co., Ltd.で、アプリは二〇一九年七月三十一日に公開されています。現在のバージョンは二・〇・三一、利用にはAndroid九以上が必要です。比較的新しい端末を使っている家庭なら導入の候補にしやすいですが、古い端末を子ども用にしている場合は、先に対応環境を確認しておくと安心です。
読み放題という言葉を、家庭でどう活かすか
「読み放題」と聞くと、作品数の多さだけに目が向きがちです。実際には、たくさんあることよりも、子どもの反応を見ながら次々に切り替えられることが重要です。気に入らない作品を無理に最後まで読ませず、別の一冊へ移れる。この柔軟さが、読書を勉強のように感じさせない助けになります。
私は、最初から長時間使わせるより、短い読み聞かせを何度か繰り返す使い方が合っていると思います。親が候補をいくつか見ておき、子どもに表紙を選んでもらうだけでも、受け身の視聴とは違う時間になります。選択肢が多いからこそ、親が少し整理してあげると使いやすさが大きく変わります。
実際の使い方で感じた、便利さと小さな工夫
基本的な流れはシンプルです。アプリを開いて作品を探し、画面上でページを進めながら読みます。紙の本のように本棚から一冊を取り出す動作はありませんが、その代わり、読み終えた直後に別の作品へ移りやすいのが利点です。子どもが集中できる時間に合わせて、長さの違う作品を選びやすいでしょう。
ただし、画面を見せる位置は意識したほうがよいです。親が手に持ったままだと、子どもが複数いる場合に見えにくくなります。私は端末を膝や机の上で安定させ、親がページを進める役に回る形が読み聞かせには向いていると感じました。端末を子ども一人に渡すより、会話を挟みながら使うほうが、このアプリの教育的な良さを引き出せます。
もう一つの工夫は、読む前に親が作品を少し確認しておくことです。作品数が多いぶん、子どもの年齢やその日の気分にぴったり合うとは限りません。先に数冊を候補として見ておけば、寝る前に刺激の強い内容を選んでしまったり、幼い子に長すぎる作品を出してしまったりする失敗を減らせます。
読み聞かせの途中で質問を入れる使い方もおすすめです。「次はどうなると思う?」と聞いたり、絵の中から動物を探してもらったりすれば、ただページを送るだけになりません。これはアプリ内の特別な機能というより、画面で絵本を読むからこそ親が意識したい使い方です。作品を消費するのではなく、親子の会話のきっかけとして扱うのがポイントです。
紙の本や一般的な電子書籍との違い
紙の絵本と比べると、収納や持ち運びの負担が小さい点は明確です。旅行や病院の待ち時間など、何冊も荷物に入れにくい場面では助かります。無料で使えるため、子どもが興味を持つか分からない作品を試す用途にも向いています。
反対に、紙の本にはページをめくる感触や、親子で同じ本を囲む自然な距離があります。画面を長く見続けることが気になる家庭や、寝室に端末を持ち込みたくない家庭なら、紙の絵本のほうが扱いやすいでしょう。電子書籍ストアは購入作品の管理や定番タイトルの探しやすさで優れる場合がありますが、このアプリは幅広く試してお気に入りを見つける方向に強みがあります。
つまり、どちらか一方に置き換えるものではありません。紙の本を中心にしながら、外出時や新しい作品を探す時間にこのアプリを加える使い方が、私には最も自然でした。お気に入りが見つかったら紙で買う、という流れにすると、デジタルとアナログの長所を分けて活かせます。
いちばん活躍するのは、短い時間を読書に変えたい家庭
具体的には、夕食後からお風呂までの少し空いた時間が使いやすいです。親が家事を終えるまでの間、子どもに端末を完全に任せるのではなく、親子で一冊を選び、数ページ読んでから感想を話す。長い学習時間を確保できない日でも、絵本に触れるきっかけを作れます。
寝る前に使う場合は、端末の明るさや置き場所を家庭で決めておくとよいでしょう。読み放題だからといって次々に作品を続けると、子どもが「もう一冊」となりやすく、就寝時間が延びることがあります。私は読む冊数を先に決め、最後の一冊を子どもに選ばせる方法が現実的だと思います。
兄弟で使う家庭では、年齢差があるほど親の選別が重要になります。上の子が自分で選べる作品と、下の子が絵を中心に楽しめる作品を分けて考えると、取り合いを減らせます。端末を一台だけ共有するなら、交代の区切りを一冊単位にすると、操作の順番でもめにくくなります。
外出先では、待ち時間を静かに過ごす手段として役立ちます。ただし、公共の場所では音を出さず、親がそばで操作するほうが安心です。絵本を読むためのアプリなので、動画のように自動で流れるものを期待する人には合いません。子どもと一緒にページを進める時間を作りたい人向けです。
子どもの年齢に合わせた選び方
対象年齢は三歳以上です。文字を自分で読むことだけを目的にするより、三歳くらいの子どもには絵を見ながら親が言葉を補う使い方が合います。少し大きい子なら、読んだ内容を自分の言葉で説明してもらったり、知らない言葉を一緒に調べたりすることで、教育アプリとしての価値が高まります。
ただ、年齢表示だけで作品を決めるのではなく、子どもの集中力や興味も見たほうがよいです。同じ年齢でも、短い話を何冊も楽しむ子と、一つの物語をじっくり聞きたい子がいます。豊富な候補を活かすには、作品数を競うのではなく、その子に合う長さとテーマを探す姿勢が大切です。
便利さの裏側にあるトレードオフ
最大の注意点は、選択肢が多いことがそのまま使いやすさにはならない点です。子どもに自由に選ばせると、表紙を次々に見て読む前に疲れてしまうことがあります。親が二、三冊程度に絞ってから選ばせると、探す時間と読む時間のバランスを取りやすくなります。
また、スマートフォンの小さな画面では、細かな絵や文字が見づらい場合があります。親が読むぶんには問題なくても、複数人で囲むと見え方に差が出ます。大きめの画面を使える家庭ほど読み聞かせ向きですが、端末が大きいほど子どもが持つには重くなるため、置いて使う前提で考えるのがよいでしょう。
無料で利用できることは大きな魅力ですが、無料だから何でも任せられるという意味ではありません。子どもに端末を渡す時間、読む場所、選ぶ作品は家庭で決める必要があります。アプリが読書習慣を自動的に作るのではなく、親が使い方を整えたときに力を発揮するタイプです。
有名な出版社の絵本だけを読みたい人、購入した本をきれいに整理して長く所有したい人には、一般的な電子書籍サービスや紙の本のほうが満足しやすいでしょう。反対に、まだ好みが定まっていない子どもへ、いろいろな作品との出会いを用意したい家庭なら、このアプリの方向性が合います。
評価は四・〇で、評価数はおよそ四百七十件、レビュー数はおよそ百四十件です。利用規模は十万以上のインストールに達しており、絵本を探す選択肢として一定の利用者がいることが分かります。数字だけで品質を決める必要はありませんが、無料の教育アプリを試す際の判断材料にはなります。
どんな人がいちばん得をするか
このアプリを特におすすめしたいのは、子どもの興味を探りながら読み聞かせを続けたい保護者です。毎回同じ定番に偏らず、動物、生活、空想など異なる方向の絵本を試せるため、子どもが何に反応するかを見つけやすいからです。
図書館へ行く時間が取りにくい家庭、外出時の荷物を減らしたい家庭、まず無料で試してから紙の本を選びたい家庭にも向いています。特に、兄弟で好みが違う場合は、一冊を買って全員が気に入るか心配するより、それぞれの興味に合わせて候補を変えられることが助けになります。
一方、画面を使わない読書環境を優先する人、親が作品を選ぶ手間をかけたくない人、購入した定番絵本を中心に管理したい人には、別の方法がよいでしょう。読み放題の量よりも、手触りや所有感を重視するなら、紙の絵本を選ぶ理由は十分にあります。
私はこのアプリを、紙の本の代用品というより、親子で新しい一冊を見つけるための入口として評価しています。無料で始められ、三歳以上の子どもと使いやすく、作品選びの幅も広い。だからこそ、端末を置く場所と読む時間を家庭で決め、親が会話を添えて使うのがおすすめです。
二〇二〇年には「GooglePlayBestOf 2020」で自己改善部門賞を受賞しています。受賞歴だけを理由に選ぶ必要はありませんが、読書を習慣にしたい家庭にとって、試してみるきっかけにはなります。私なら、まず短い時間に一緒に数冊を試し、子どもが繰り返し選ぶ作品を見つけるところから始めます。
絵本との出会いを増やしたいなら、絵本ひろばは気軽に加えやすい選択肢です。すべてを任せるのではなく、紙の絵本や図書館と組み合わせることで、無料の豊富さと読み聞かせの温かさを両立できます。











